【マシン特集】
タイヤの違いを知ろう
記事: ケロック - 2008年06月30日 01:02:55
こんにちは☆ケロックです☆
さて、今回はF1マシンとコース路面をつないでいる「タイヤ」について、細かく見ていきたいと思います☆
【F1のタイヤには、晴れ用と雨用がある!】
通常、みなさんが乗っている一般乗用車のタイヤは、晴雨兼用になってます。さすがに冬の場合はスタッドレスタイヤ、雪専用タイヤが存在しますね☆
F1では晴れ、雨の天候に応じて使うタイヤが異なります☆
★ドライタイヤ(晴れ用)★
文字通り、晴れ用のタイヤです。レーシングカーの晴れ用タイヤは、基本的に溝がないのが主流です。もちろん、F1でも1997年までは溝のない「スリックタイヤ」を使用していました。しかし、1998年から「安全面強化」のルール変更により、スピードを抑制するために、現在のように4本の溝が入ったタイヤになりました。
ただ、縦に太く入っている溝ですので、水はけ能力はあまりありません。
★ウエットタイヤ(雨用)★
よくテレビ中継では、「インターミディエイトタイヤ」という言葉を聞くと思いますが、このウエットタイヤのことを差しています☆
使用可能な範囲は、小雨でコースが少し濡れている状態あたりです。ちょうど、雨と晴れの中間でベストな性能を発揮できるタイヤとして開発され、現在では雨天時によく使われるタイヤの種類です。
★エクストリームウエットタイヤ(豪雨用)★
英語を直訳したまんまですが、豪雨用に使われるタイヤです。実際に見てみると、一般乗用車のタイヤとほぼ同じ溝の入り方をしています。
とは言っても、このタイヤで晴れのコンディションで全開走行はできません^^;しかも、豪雨時に性能を発揮できるように設計されています。
【よく聞くソフトタイヤ、ハードタイヤ】
よくみなさんもテレビ中継を見ていて、「このチームはソフトタイヤを選択した」とか「今回のハードタイヤは・・・という特性を持っていて・・・」と、聞いたことがあると思います。ということで、ここで出てくるソフトタイヤとハードタイヤの違いについて簡単に見てみましょう☆
ソフトタイヤ・・・タイヤのゴムが柔らかく、コーナーを曲がったときに、しっかり地面に食いついてくれる、グリップ力が強いタイヤ☆しかし、発熱しやすく、磨耗が激しいので、決勝レースなどで長距離を走るのには、向いていないタイヤです。
ハードタイヤ・・・こちらは、ソフトと違ってゴムが堅いため、グリップ力は小さいですが、耐久力があるので、決勝レースでは長距離の走行に踏ん張りが効くというのがメリットです☆
という違いです☆
いかがだったでしょうか?
どのタイヤをどの場面、どのタイミングで使うのか?このタイヤ戦略が決勝レースだけではなく予選でも大きな影響を持っているのです。F1の観戦に慣れてきたらタイヤの違いにも注意して見ていけば、もっと面白くレースを見れるようになることうけあいです!
しかもさらに突っ込んでみると、実は全てのマシン、全ての状況に置いて必ずしもソフトタイヤの方がハードタイヤよりも速く走れるわけではないのです。マシンによって、その時のセッティングによって、サーキットレイアウトによって、さらには路面の状態によってハードタイヤの方が速いこともあるんです。だからこそ本当にタイヤは奥深いものだと言えます。テレビ放送でも解説者がそのレースごとにタイヤの説明をしていると思います。特にレーススタート前のタイヤに関する説明は聞き逃さないことをお勧めします!!
また、質問等があれば、どんどん書き込んでください☆
*注意:2009年からF1の技術的レギュレーション(ルール)が大きく変わる予定になっています。その一環でタイヤが溝付きタイヤから再びスリックタイヤに変更される予定です。コーナリング中のグリップが圧倒的に大きくなるので、2009年はコーナリングでのバトルがより緊迫感あるものになると予想されます。
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コメントありがとうございます☆
by ケロック - 2008年01月27日 03:03:24
>ソルティック24部隊さんコメントありがとうございます☆まだまだ、内容はすくないですが、これからどんどん大きくしていこうと思いますので、よろしくお......(全文を見る)
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