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記事

【レースレポート】

2008 トルコGPレースレポート

記事:ケロック - 2008年06月06日 01:00:54
こんにちは☆ケロックです☆
トルコGPのレースレポートです☆アップが遅れてしまい申し訳ありませんでした。



トルコGP、皆さんご覧になりましたでしょうか?
とても!興味深いというか、「ピット戦略」を勉強するのには、とてもいい機会だったレースだったと思います☆

では、早速詳しく見ていきましょう☆



【いつもより2台少ないトルコGP】
トルコGP開催前の5月6日。東京で衝撃的な発表がありました。
「スーパーアグリのF1撤退」
以前から、スポンサー問題などで、チームの経済状況がピンチに立たされていたスーパーアグリチーム。トルコGPにも参戦を目指していましたが、チームのこれ以上の存続が不可能と判断したホンダチームCEOのニックフライ氏が、FIAに対して「スーパーアグリはトルコGPに参戦しない」と通達し、チームの機材搬入が拒否されているという噂が流れている状況でした。

志半ばでの撤退を余儀なくされたスーパーアグリですが、この2年間、我々日本人ファンに多くの夢を見せてくれたと思います☆一つ一つ挙げていくと、ここでは語りつくせないほどの快挙を成し遂げてきました。
「F1を心の底から楽しんでいるチーム」
そんな雰囲気がスーパーアグリからは感じ取ることができました。
チームは撤退してしまいますが、いつかまた、別の形でF1に戻ってきてくれると思います☆
「ありがとう、スーパーアグリ」



★★ここがポイント(1)「予選ルールが若干変更」★★
スーパーアグリ撤退により、F1参加台数は20台になりました。これにより、予選ルールの「ノックアウト台数」に変更が出ています。
◆第1ラウンド
Before:下位6台(17位以下)がノックアウト
After:下位5台(16位以下)がノックアウト
◆第2ラウンド
Before:下位6台(11位以下)がノックアウト
After:下位5台(11位以下)がノックアウト
◆第3ラウンド
最後の10台で予選順位確定は変更なし。

これは、以前からレギュレーション(競技規則)で決められていた事項です。
「20台参戦の場合は5台ずつ、22台参戦の場合は6台ずつノックアウトさせていく」
これで予選第1ラウンドから大激戦になっていきますね☆



【2ストップ(マッサ) vs 3ストップ(ハミルトン)】
大激戦となった土曜公式予選の結果は・・・
1位:マッサ(フェラーリ)
2位:コバライネン(マクラーレン)
3位:ハミルトン(マクラーレン)
4位:ライコネン(フェラーリ)
という結果になりました。前回スペインの大クラッシュで、体の状態が心配されていたコバライネンですが、そんな心配を吹き飛ばすような走りで、僚友ハミルトンを上回る予選結果を獲得しました☆

★★ここがポイント(2)「スタートはアウト側絶対有利」★★
前回スペインのレースレポートのおさらいになりますね☆
「スタート時は、路面コンディションの良いアウト側(奇数列)の方が絶対有利である」
特にトルコのイスタンブールパークサーキットは、F1以外で頻繁にレースが行われないため、その差が顕著に現れるのです☆

これにより、偶数列のコバライネンやライコネンは後方に後退。3位スタートのハミルトンが、2位に浮上します。ここから、現代のF1らしい「ピット戦略」の勝負が繰り広げられます!!

★★今日一番のポイント!「”見えない”ライバルとの勝負」★★
通常の追い抜きバトルは、前後のマシンが接近していて順位関係もはっきりしているので分かりやすいですが、ピット戦略が絡んでくるバトルは、お互いが見えないポジションで争っているため、見る側からすると状況を把握するのが難しいです。

ではマッサとハミルトンの作戦を一つずつ見ていきましょう☆
◆マッサの作戦
標準的な2回ピットストップ作戦。特にこれといった特徴はなく、今のF1ではスタンダードな作戦
※ということで、今回はマッサの作戦を「基準」としてハミルトンとの関係を見ていきましょう☆

◇ハミルトンの作戦
ピット回数を多くする3回ピットストップ作戦。マッサに対してのメリット・デメリットは以下のとおり
メリット:レース全体を通して、マッサよりも燃料が軽い状態での走行が多い→マッサより速いペースで走れる。→コース上ではトップに立てば有利!
デメリット:マッサよりも丸々1回分多くピット作業があるため、ピットでのロスタイムがマッサより多くなる。例えば・・・1回のピット作業でかかるロスタイムを「20秒」と考えたとき、マッサ→2回作戦=40秒、に対してハミルトン→3回作戦=60秒。

つまり!!
ハミルトンの作戦は、コース上で速いペースで走れるメリットを利用して、自身の最終ピットストップまでに、マッサに対して20秒以上リードしていれば、マッサに勝てる!!

という作戦だったのです☆

では、実際どうだったか?
1回目のピット終了時点では、1位マッサで2位ハミルトンでしたね。しかし、その後はミルトンが一気に追いついて、マッサを抜き去っていきました。これも「ハミルトンの方が燃料が軽く、速く走れたから」なのです☆ そして、ハミルトンの2回目のピットまでに10秒ぐらいのリードを作りましたよね。これも「ハミルトンの方が燃料が軽いから」なのです☆

2回目のピットまでは、ハミルトンにとっては作戦通りでした☆しかし、予想外なことが2回目のピット後に起こっていたのです!

★★今日一番のポイント2「ライコネンの作戦に捕まる」★★
ハミルトン2回目のピット後、目の前に居たのはライコネンでした。ライコネンもマッサ同様2回作戦。しかも、さらに運が悪い事に、ライコネンの作戦は彼にとって勝負タイヤでないハードタイヤでの走行を極力短くする「長め→長め→短め」の変則2回にしていました。ということは・・・
長め=燃料たくさん=コース上のペースが遅い。
このライコネンを抜けない限り、ハミルトンはライコネンのペースに付き合うことになります。ということは・・・
ライコネンのペース=変則2回用=遅い→マッサより走れない!!
ということは・・・

「自身の最終ピットまでに、逆転条件の20秒を稼げない!」

ということだったのです☆
だから、ハミルトンが最終ピットからコースに復帰したときにマッサが7秒先を走っていたのです☆



ピット戦略ってこんな駆け引きなっているのです☆



いかがだったでしょうか?
今回は、ピット戦略中心になってしまいましたが、この相互関係が分かるようになると、より一層F1を面白く観られると思います☆

これからも、みなさんのF1観戦のお手伝いができるように、このような話をしていければと思っています☆

また、分からない部分などがありましたら、遠慮なく質問してください☆
レースを観戦した感想も随時募集中です☆

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みんなのコメント

コメントありがとうございます☆

by ケロック - 2008年01月27日 03:03:24

>ソルティック24部隊さんコメントありがとうございます☆まだまだ、内容はすくないですが、これからどんどん大きくしていこうと思いますので、よろしくお......(全文を見る

総集編ご苦労様です^^

by ソルティック24部隊 - 2008年01月24日 00:30:36

素晴らしい総集編でした!2007年は『F-1って凄い!』を僕に発見させてくれた年でした。。今年の開幕が待ちきれません!(全文を見る

楽しみにしております^^

by ソルティック24部隊 - 2008年01月12日 01:22:59

初心者の僕にとってはありがたいです。初心者コーナー楽しみにしております~☆(全文を見る

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