【レースレポート】
2008 バーレーンGPレースレポート
記事: ケロック - 2008年05月13日 00:00:35
アップが遅れてしまって申し訳ありませんでした^^;
第3戦バーレーンGPのレースレポートです☆
ヨーロッパラウンドに入る前の重要な1戦、詳しく振り返っていきましょう☆
【第3勢力、BMWザウバーがついに予選を制覇!】
土曜日の公式予選、これまで圧倒的な強さを見せてきたフェラーリとマクラーレンの2チーム。07年同様、予選ではこの2チームの誰かがポールポジションを獲得する形が続いていました。
しかし!今回のバーレーンではBMWの実力派ドライバー、ロバート・クビサが最後の最後でポールポジションを奪う形になりました。「予選重視の空タンク作戦なのか?」という見方も強かったのですが、実際にレースがスタートしてみると、ライバルよりも燃料を積んだ状態でレースをしていました。
つまり、今回のポールポジションはマグレではなく「実力」で勝ち取ったものだったのです。BMWとフェラーリ、マクラーレンの距離は、昨年以上に確実に縮まっています!
今後マシンがさらに熟成されていくヨーロッパラウンドでは、本格的にチャンピオン争いに絡んでくる可能性が十分にありますね!
【マッサ、バーレーンGP連覇】
金曜日のフリー走行から圧倒的な速さを見せていた、フェラーリのマッサ。予選こそクビサに負けたものの、決勝では王者ライコネンの追撃にもビクともせず、見事今シーズン初勝利を手にしました☆
表彰台で、喜びを爆発させるマッサを見て、気づかれた方も多かったと思います☆「昨年と全く同じ展開」
★★ここがポイント(1)「バーレーンで汚名返上」★★
2007年のバーレーンGP。マッサの立場は決してよいものではありませんでした。前戦マレーシアで、ハミルトンのクレバーな走りに翻弄され、自滅。散々な結果に終わっていたのです。結果に対して物凄くシビアな目を持っているイタリアのフェラーリファンは、マッサを大批判。そんな崖っぷちな状況でマッサはバーレーンを完勝し、ファンの信頼を取り戻したのです☆
あれから、ちょうど1年。奇しくもマッサは同じ状況に立たされていました。マレーシアで2位走行中に単独でスピン。無理に攻めすぎてのミスが原因でした。「フェラーリの1・2フィニッシュを台無しにした」とまたフェラーリファンから批判を受け、ついには「解雇だ!」と新聞にも叩かれる始末。
その状況下で、またしてもマッサは120%の力を発揮し、汚名返上の完璧なレースをして優勝しました。
これでマッサもいよいよチャンピオン争いに名乗りを上げることになりました☆
今年こそ、最終戦まで生き残ってほしいものです☆
【トゥルーリ、絶好調で2戦連続ポイント!】
マレーシアで4位入賞、今回のバーレーンでも6位入賞と、好調が続いているトヨタのヤルノ・トゥルーリ。大激戦の予選でも、コンスタントに最終ラウンドに勝ち残っているところからも、マシンの安定性や性能の良さが伺えます☆
特にバーレーンでは1位クビサとの予選での差は0.9秒と接戦でした。実はこの接戦を可能にした理由がシーズン前からあったのです☆
★★ここがポイント(2)「シーズン前の遠征バーレーンテスト」★★
今回優勝したフェラーリチームとトヨタチームは、開幕前にバーレーンに来て、大規模なテスト走行を実施していたのです☆
以前までは大半のチームが参加していたのですが、バーレーンまで機材を持ち込むのも一苦労なのは事実。今年は2チームのみの参加だったのです。
主に、暑さ対策のためのテストが行われるのですが、もちろんバーレーンGPに向けた準備も行います。そこで2チームは時間をかけて「バーレーン仕様」のマシン作りをすることができたのです☆
【今年は・・・昨年以上に混戦??】
第3戦が終了してのポイントランキングは以下のとおりとなりました。
◇ドライバーズ・ランキング◇
1位:19ポイント ライコネン(フェラーリ)
2位:16ポイント ハイドフェルド(BMW)
3位:14ポイント ハミルトン(マクラーレン)
4位:14ポイント クビサ(BMW)
5位:14ポイント コバライネン(マクラーレン)
6位:10ポイント マッサ(フェラーリ)
◆コンストラクターズ(チーム)ランキング◆
1位:30ポイント BMW
2位:29ポイント フェラーリ
3位:28ポイント マクラーレン・メルセデス
4位:10ポイント ウィリアムズ・トヨタ
ドライバーズ、コンストラクターズともに混戦状態で、フェラーリ、マクラーレン、BMWの3チームが上位に居座っている展開です。今シーズンはおそらくこの3チームでチャンピオン争いが展開されていきそうですが、それぞれのチームともに「最強・完璧」という状態ではありません。
▼フェラーリ
マシンは速いし安定性もあるが、マシントラブルが多く信頼性を欠いている。
▼マクラーレン
フェラーリ同様、速さやレースでの安定性は抜群だが、3日間の流れの中で、「歯車が狂う」とレースにも影響して結果が出せない。
▼BMW
ここ1発の速さは、フェラーリやマクラーレンに匹敵するものがあるが、レース全体やシーズンを通しての安定した要素が足りない。
このように、どのチームも一長一短状態です。
つまり、まだまだシーズン全体を占うには時期尚早・・・という感じです。
ヨーロッパラウンドに入ってからも、1戦1戦見逃せないレースが連続しますね☆
いかがだったでしょうか?
今回も、気になったチームを中心に話題を取り上げて、「復習」という感じで詳しく見てみました☆一度見たレースの内容を振り返ってみたりすると、「ピット戦略ってこうなっているのかぁ☆」とか「このレースのポイントはここだったのかぁ☆」と新しい発見もできますし、今後レース観戦するときの「ヒント」にもなるかもしれません☆
これからも、みなさんのF1観戦のお手伝いができるように、このような話題を立てていければと思っています☆
また、分からない部分などがありましたら、遠慮なく質問してください☆
レースを観戦した感想も随時募集中です☆
このページの先頭へ戻る▲
コメントありがとうございます☆
by ケロック - 2008年01月27日 03:03:24
>ソルティック24部隊さんコメントありがとうございます☆まだまだ、内容はすくないですが、これからどんどん大きくしていこうと思いますので、よろしくお......(全文を見る)
このページの先頭へ戻る▲
|