【マシン特集】
エンジン特集
記事: ケロック - 2008年03月04日 02:10:15
こんにちは☆初心者コーナー担当のケロックです☆
さて、今回はF1マシンの心臓部「エンジン」についての特集です☆現在は、エンジンにも使用制限などあり、レースを楽しむ中で、エンジンに関することをよく聞くと思います☆
F1のエンジンって、どれくらいのパワーが出るのか?なぜ壊れてしまうのか?その辺を見ていきたいと思います☆
【現在のF1のエンジン】
現在のF1で使われているエンジン。もちろん、特別に作られたモンスターエンジンです。2006年からルール変更となり、排気量は2400cc、V型8気筒というレイアウトに統一されています。このF1用エンジンの最大出力は・・・なんと700馬力以上!!ちなみに、現在ある国内のスポーツカー(有名どころでいくと、日産のスカイラインGT-R)は、大体280馬力前後。みなさんが普段乗る乗用車でも100馬力強ですから、そのパワーがどれだけスゴイか、分かると思います^^;
ちょっと違う例を出すと、停車状態で、アクセルを全開にしてスタートすると、自分の体重の5倍もの力でマシンのシートに押さえつけられるのです!F1ドライバーは、このような「G」をレース中に何千回と感じながら、レースをしているのです☆
【2レース1エンジン制】
さて、次に・・・許されているエンジンの使用数について、つまり「2レース1エンジン制」というものについて見てみましょう。
F1のエンジンは「速さ」のみを極限にまで追求された特別なエンジンです。なので、2000年あたりまでのエンジンの寿命は、全開走行をして350km程度と言われていました。つまり、350km以上走ったら、壊れる危険がある分、パワーを追求したエンジンだったのです。ですから、フリー走行(公式練習)で1基、予選で1基、決勝で1基というふうに、1台のマシンに対し、1レースでエンジン3基も使っていて、まさに使い捨てのような状態だったのです。
こうすると、もちろん膨大なコストがかかるため、FIAはコスト削減のために「1レース1エンジン制」を2004年に導入しました。つまり、1つのグランプリで使用できるエンジンは1台につき1基までというルール。もしエンジンを積み替えた場合は、いかなる理由(エンジンが壊れたとしても)であっても、予選順位から10番手後退させたグリッドからスタートしなければならない、というふうになったのです。
そして、そのルールを発展させたのが、現在ある「2レース1エンジン制」なのです。
【なぜF1のエンジンは壊れやすいのか?】
F1に限らず、いろんなモータースポーツのレースを見ていると、よくエンジンが壊れるシーンを目にすると思います。
もちろん理由はたくさんあります。速さを追求しているため、エンジンが800km(2レース分)の距離を走るのに持ちこたえれるギリギリの強度で作られていることが大きな理由です。
また、こういった理由もあります☆それは、「エンジンの使い方」
よく一般乗用車にもついていますが、スピードメーターの横にある「1,2,3,4」とあるタコメーター。エンジンが毎分何回転で回っているかを表すものです。
普通の自動車なら最大で6,000〜8,000回転で、その先は赤いゾーンになっていると思います。この部分のことを「レッドゾーン」と呼んでいて、この部分まで回すとエンジンが壊れてしまう危険があることを表しています。でも実際に運転していると、レッドゾーンのはるか手前、3,500回転程度で十分なスピードに達してくれています☆
これがF1になると・・・
現在のF1のエンジンは、エンジンメーカーによりますが、レッドゾーンはだいたい19,000〜20,000回転!!!それで実際レースで使っている最大値は、約19,000回転!!!
つまり、毎回ものすごい回転数で回しているので、壊れる確率が非常に高い・・・のです☆
それでも現在はルール上、上限を19,000回転と決められているので、制限のなかった昔に比べれば壊れる確率は減っている方です。
いかがだったでしょうか?
ちなみに、よくテレビ中継の車載カメラ映像のシーンで、針のメーターが出てくると思いますが、あれがタコメーターです☆
各チームのメーターを見分けると、それぞれどんなエンジンなのか?いろいろ違いがわかって面白いですよ☆
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コメントありがとうございます☆
by ケロック - 2008年01月27日 03:03:24
>ソルティック24部隊さんコメントありがとうございます☆まだまだ、内容はすくないですが、これからどんどん大きくしていこうと思いますので、よろしくお......(全文を見る)
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