ザウバー、イギリスGP金曜日フリー走行レポート
2010年07月10日 18:02:45 (記事: nien)
現地時間9日にシルバーストーン・サーキットで開幕したイギリスGPのフリー走行でザウバーはやや不安を感じる週末のスタートとなった。小林可夢偉は1回目のセッション終盤に電気系統のトラブルに、ペドロ・デ・ラ・ロサはバランスに苦しんだ。可夢偉のトラブルは2回目のセッションにまで尾を引き、若干の時間をロスしてしまう。しかし、タイヤのコンパウンド比較や新しいセクター3の対応は問題なくこなすことができている。翌日以降のセッションで遅れを取り戻して欲しいところだ。
以下、可夢偉、デ・ラ・ロサ、キー氏のコメント。
■小林可夢偉
フリー走行1回目:15番手
フリー走行2回目:14番手
「午後のセッションでは少し走行できない時間があったので、そこからはプログラムをキャッチアップすることに専念しましたが、特にショートランなどはうまく消化できたと思います。現時点ではもっと全体的なペースを上げなければいけないと思いますが、クルマのバランスはそれほど悪くはありません。アンダーステアが少し出ているだけなので、クルマのセットアップで対応できると思います。タイヤについては僕としてはどちらのコンパウンドも特に問題はありません。コースの新しいセクションは少しバンピーで汚れていましたが、明日からはもっときれいになると思います」
■ペドロ・デ・ラ・ロサ
フリー走行1回目:16位
フリー走行2回目:17位
「今日はあまりいい一日ではなかったね。マシンのフロントが機敏に反応してくれなかったんだ。とても酷いアンダーステアが発生している。特に高速、低速コーナーで悪化するんだ。マシンを曲げるのが難しいし、これからデータを分析して解決していかなければならない」
■ジェームズ・キー:テクニカルディレクター
「今日は忙しい一日だった。午前中のフリー走行1回目では、路面が非常に滑りやすい状況だったので、そこまで多くの仕事はこなさなかった。今年から加わったコースの新しいセクションは面白いと思うが、従来の路面とこの新セクションの路面のグリップレベルの差が大きい。可夢偉のクルマのトラブルは、実はフリー走行1回目の最後に発覚し、当初はエンジン関連の症状にも見えたが、フリー走行2回目の走り始めに電気系統の問題だったと判明した。ともかく今のチームの目標は低速と高速を安定して走ることができるクルマのバランスをみつけることだ」
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