ザウバー、モナコGP決勝レースレポート
2010年05月17日 21:10:48 (記事: nien)
ザウバーの2台はまたしてもテクニカル・トラブルで揃ってリタイアしてしまった。一体いつまで信頼性トラブルが続くのだろうか。ペドロ・デ・ラ・ロサはハイドロリック系統の問題、小林可夢偉はギアボックスのトラブルでリタイアした。今回のモナコGPはセーフティカーが4度も入る波乱の展開になっただけに、完走できていればポイントフィニッシュもありえたかもしれない。それだけに残念な結果となった。
以下、可夢偉、デ・ラ・ロサ、キー氏のコメント。
■小林可夢偉
決勝レース結果:リタイア(ギアボックス)
「僕らのレースペースは予選の時よりも良かったから残念だね。ポイント獲得のチャンスを逃してしまったことになると思う。スタートはとても良かった。最初のコーナーは簡単ではなかったけど、上手く切り抜けた。でも、途中からシフトアップできなくなってしまったんだ。マシンを安全に止めることのできる場所を探すことしかできなかった」
■ペドロ・デ・ラ・ロサ
決勝レース結果:リタイア(ハイドロリック系統)
「完走したかったね。マシンはレース序盤で調子が良かったからね。スタートではアクシデントを避けられた。その後はタイヤを酷使せずにいったんだ。僕らは違う戦略をとったんだけど、これが上手くいったと思う。僕は柔らかいコンパウンド、可夢偉が硬いコンパウンドだった。僕はヴィタリー・ペトロフの後ろを走りながら、オーバーテイクする機会をうかがっていた。でも、途中でクイックシフトに問題を抱えた。パワーステアリングが重くなってきて、最後はハイドロリックシステムにトラブルが発生していることがわかった」
■ジェームズ・キー:テクニカルディレクター
「この厳しい週末も残念な結果だった。セーフティカーのアドバンテージを得る為に我々は戦略を分けることにした。しかし、途中でペドロのマシンのハイドロリック温度が異常に上がっていることに気づいた。彼はステアリングが重くなったと言ってきた。ピットに戻してチェックしようとしたが、ハイドロリックに問題が発生していることは明らかだった。その数周後いは可夢偉のマシンにギアボックストラブルが起きた。彼はギアを入れることができず、トラック上にマシンを止めた。原因はまだ調査中だ。イスタンブールではもっと期待できるパフォーマンスを発揮したいと思っている」
(参考情報:、関連情報:特になし)
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