ミシュラン、単独サプライヤーでの復帰は拒否
2010年05月07日 23:53:32 (記事: nien)
ブリヂストンの後継タイヤサプライヤーの選定に手間取っているF1だが、有力候補の一社、フランスのミシュランが以前明かした条件を緩和するつもりがないことを改めて表明している。彼らは単独サプライヤーとしての復帰には興味がないと以前から主張していたが、今でもその考えに変わりはないとしている。複数のメーカーによるタイヤウォーズが復帰の条件として不可欠だということだ。
また、彼らはタイヤのインチアップも要求している。環境問題への取り組みについても条件をつけている。
彼らは燃費性能向上にタイヤの性能が寄与していることを証明することを特に重要だと考えているようだ。また、F1界全体が環境問題への取り組みをよりアピールしていくことも望んでいるとされている。
イギリスのエイヴォンに比べると要求の多いミシュランだが、イタリアのピレリも一部同様の要求をしている。
フェラーリのチーム代表ステファノ・ドメニカリ氏はスペインGPのグランプリウィーク中に後継タイヤサプライヤーの問題は進展すると語っていたが、実際には大きな進展はないかもしれない。少なくともミシュランはまだ最終回答をする段階にはないだろう。
ミシュランの業務執行社員ディディエ・マリトン氏は7日、株主総会で次のように述べている。
「我々はFIA、F1を運営する組織と交渉している。我々としては複数のメーカーがF1に参戦するのであれば、ミシュランも検討するということを伝えている」
タイヤサプライヤー問題はもうしばらく時間がかかりそうだ。
(参考情報:、関連情報:特になし)
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