HRT F1チーム、2011年はダラーラに委託せずに自前でマシンを設計・製造
2010年05月06日 19:27:15 (記事: nien)
HRT F1チームの船出は予想通り厳しいものになっているが、彼らのパフォーマンス不足の主要因がマシンにあることは間違いない。ブルーノ・セナとカルン・チャンドックのポテンシャルも図りかねるが、どちらにしてもマシンに競争力がないことは確かだ。HRT F1はダラーラとの契約も終了し、来シーズン以降は自前でマシンを設計・製造する予定を立てて準備を進めている。おそらく今シーズンは競争力の点では大きく前進することはないだろう。初年度の最大の目標は体制の基盤をしっかりと確保することとF1でのノウハウを築き上げることにあるはずだ。
チームを率いるコリン・コレス氏は次のステップについて「sport1.de」に対して次のように述べている。
「我々の次のステップは自前で開発プログラムを進めることだ。独自に2011年のマシンを設計する。とにかくできるかぎり今のマシンを改善させるつもりだが、最終的にはどこかのタイミングで来年のマシンに集中しなければならない」
また、チームを軌道に乗せることの大変さも語っている。
「フォース・インディアでも5年かかった。今度は我々は3年でやろうとしている。私は自分自身がF1をすることはできないが、他人のためにチームの価値を向上させることはできる。ミッドランド、スパイカーでやったようにね。チームは発展し、高い金額で売られた。こういったことを理解している人たちは私がそれを実現できる唯一の人間だと知っている。別に自慢や傲慢で言っているのではなく、単に私以外の人間はこういったノウハウや経験を持っていないからだ。ザウバーに移籍したジェームズ・キーについても私は彼を一介のエンジニアからテクニカル・ディレクターにした。我々にはスターを雇う余裕はないし、これがやり方だ」
キー氏は今では期待のエンジニアの一人に数えられるようになっている。
(参考情報:、関連情報:特になし)
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