ザウバー、中国GP決勝レースレポート。可夢偉、デ・ラ・ロサ、キー氏のコメント
2010年04月20日 11:59:50 (記事: nien)
ザウバーにとってまたしても不満の残るグランプリ・ウィークになってしまった上海での週末。小林可夢偉、ペドロ・デ・ラ・ロサ共に予選Q2で脱落し、中団グリッドからのスタート。そして不運にも可夢偉はオープニング・ラップでスピンを喫したフォース・インディアのビタントニオ・リウッツィのマシンが飛んできて接触、ダメージを負ってリタイアとなった。デ・ラ・ロサも序盤に4番手まで順位を上げたが、8周目にトラブルでリタイアしている。
ザウバーにとって序盤の4戦は結果のでないレースが続いているが、ヨーロッパ・グランプリから流れを変えることを期待するしかないだろう。少なくとも信頼性の問題は早期解決が望まれる。
以下、可夢偉、デ・ラ・ロサ、ジェームズ・キー氏のコメント。
■小林可夢偉
決勝:リタイア(1周目)
「本当に残念です。今日のように難しい路面コンディションはグリッドポジションに関係なく誰にでもチャンスがあるはずだった。今日は必ずポイントが獲れたと思う。スタートはよかったけれども、いくつかコーナーを抜けたあと、ビタントニオ・リウッツィのクルマが飛んできて終わってしまった」
■ペドロ・デ・ラ・ロサ
決勝:リタイア(8周目)
「とても残念だ。僕らのタイヤ選択は正しかったからね。僕はスリックでスタートして、霧雨の中でもトラック上に留まることができた。オーバーテイクもとても楽しかったよ。僕は4位にまでポジションを上げた。何とかフィニッシュしなければならなかったんだ。でも、その最高のチャンスを失ってしまった。何が起きたのかわからないが、エンジンの何かがおかしいと感じてターン9で止めたんだ」
■ジェームス・キー:テクニカルディレクター
「今日のレースは見ていてエキサイティングなレースだったが、我々にとっては非常にフラストレーションがたまるものだった。可夢偉は、彼の背後で起きたアクシデントでコースを横切ってきたクルマに巻き添えになってしまい、彼の責任ではない。ペドロは彼自身がタイヤを選び、チームもそれに従い、素晴らしいレースをしていた。他のクルマがウエットタイヤに履き替えるなか、ドライのソフトタイヤで走り続け、4番手まで順位を上げ、ビタリー・ペトロフと争いながらいいラップタイムで走っていた。リタイアの原因がエンジンの問題なのか車体側の問題なのかは、クルマが戻ってきてから検証することになる。入賞できるチャンスが充分あったが、ものにすることができなかった」
(参考情報:、関連情報:特になし)
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