ミシュラン、タイヤウォーズ復活を希望
2010年04月12日 20:18:20 (記事: nien)
今シーズン限りでブリヂストンがF1から撤退する為、F1の首脳陣らはミシュランの復帰に期待している。しかし、ミシュランは復帰を検討するのは吝かではないとしつつも、いくつかの条件を要求している。その中の一つがタイヤリムを18インチにアップすることだが、彼らは根本的に唯一のサプライヤーになる気はないようだ。以前ブリヂストンと争っていた頃のように、他のメーカーとタイヤ競争をする事を望んでいるようだ。
ミシュランの上級スポークスマンは次のように述べている。
「関心はあるが、適切な環境ではなければならない。まだどうなるかわからない。条件があるし、我々は競争が必要だと思っている。唯一のサプライヤーにはなりたくないんだ。それに我々のタイヤ技術を向上させる可能性がなければならない。我々のパイロット3のロードタイヤはル・マンで開発された技術が投入されている。F1でも同様にタイヤ技術向上のチャンスがなければならない。また、環境問題も同じだ。我々は環境問題のためにF1で『Green X Challenge』のようなことも試してみたいと思っている」
ミシュランは競争相手の参加を望んでおり、それにはブリヂストンに限らずダンロップ、横浜ゴムでも構わない。また、韓国のメーカー、ハンコックなどでもいいだろう。いずれにしても、複数メーカーによるタイヤウォーズの復活を条件の一つに考えているようだ。
タイヤがなければF1マシンを走らせることはできないので、来シーズン、どこかのメーカーが供給することは間違いないが、それがミシュランになるのか、別のメーカーになるのかはまだわからない。依然としてFIAはブリヂストンの慰留に努めているとの噂もあり、まだ先は見えない。
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