退屈なレースに不満続出! 2度の強制ピットストップ制導入か?
2010年03月16日 01:45:24 (記事: nien)
2010年の開幕戦を長いオフの間、心待ちにしていたファンも多いはずだ。私自身そうだった。特に2010年シーズンは楽しみな要素があまりにも多かったからだ。ミハエル・シューマッハの復帰、小林可夢偉の参戦、フェルナンド・アロンソのフェラーリへの加入、マクラーレンのイギリス人王者コンビ、新規参戦チームの参加など、数え上げればキリがないほどだ。ところが、肝心のレースがエキサイトしないものだった。スタート直後こそ競り合いが見られたが、基本的には行進のままフィニッシュを迎えた。これでいいのだろうか?
そう。これでいいわけがない。
レース関係者の多くもそう感じたようだ。メルセデスGPのCEO、ニック・フライ氏はレース後、次のように述べている。
「これまでに見たことのある最高に興奮すべきレースとは完全に正反対のものを我々全員が目にした。我々はこれから、何をすべきかしっかりと理解しなければならない」
また、レッドブルのチーム代表クリスチャン・ホーナー氏は「Reuter」に対して次のように述べ、2度の強制ピットストップ制導入に賛成している。
「十分なオーバーテイクがなかったね。強制的に2度のピットストップを導入するのも見てみたいと思う」
このままの状況が続けば、ほぼ全てのレースで1ストップ戦略の退屈な行進レースとなる可能性が高い。もちろん、荒れる要素を秘めたサーキットでは状況が改善されたかに見えるはずだが、それでもこのままではF1の決勝レースから「戦略」という要素が完全に消滅してしまうだろう。
開幕前は給油無しを期待していたものだが、蓋を開けてみれば意見は一変した。そういうファンも多いかと思う。
(参考情報:、関連情報:特になし)
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