ピットストップ時間短縮競争激化!今年は2秒台か?
2010年02月27日 02:52:11 (記事: nien)
今シーズンからレース中の給油が禁止となる為、ピットストップ中に行われる作業はタイヤ交換のみとなる。その為、ピットストップ時間は昨シーズンまでの8秒前後から大幅に短縮されることが予想されている。しかし、その短縮の度合いが思った以上に大きいことが今週のバルセロナ合同テストで明らかになってきた。何と、2秒台の戦いに突入しているのだ。
今年のピットストップでは先に述べた給油禁止の他にも規約変更があり、動力を備えた装備を使うことができなくなった。
その為、マシンを持ち上げるジャッキも簡単な機械式のものになっている。ピットクルーにも若干の体力アップが要求されるわけだ。そして、迅速にピットアウトさせる為にはロリポップマンの役割も重要だ。僅か2秒、3秒の戦いになるのであれば緊張感はこれまで以上だろう。うっかりタイミングを間違えばドライバーがクルーを轢くアクシデントも置きかねないし、ちょっとでも遅れれば後続のマシンにポジションを奪われてしまうかもしれない。
そこでメルセデスGPはフェラーリを真似た信号システムの導入をテストしている。上手く機能するようであれば、他チームも倣うだろう。
なお、ウィリアムズのテスト・チーム責任者ディッキー・スタンフォード氏は「Auto Motor und Sport」にピットストップ練習のタイムを明かしている。
「我々の記録は2.83秒だよ!」
ルノーのビタリー・ペトロフも何回もピットストップ練習を試みているが、ほぼ3秒台となっている。ウィリアムズは速く作業するコツやノウハウを掴みつつあるのだろう。
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