ブエミの戦力分析ではフェラーリ、マクラーレン、ザウバーがトップ3
2010年02月08日 20:36:13 (記事: nien)
F1の合同テストも今週2回目を迎える予定だが、すでに先週のバレンシアの3日間だけでもある程度の勢力図予想が始まっている。バレンシアのテストに参加したトロ・ロッソのセバスチャン・ブエミは新車STR5のポテンシャルの高さを実感すると共に、他チームの序列も感じたようだ。彼はフェラーリ、マクラーレン、ザウバーが自分達よりも前方にいるようだと感じている。
先週のテストに参加したチームは7つ。フェラーリ、マクラーレン、メルセデスGP、ザウバー、ルノー、ウィリアムズ、トロ・ロッソだ。この中で常にタイムシートの上位に顔を出していたのはフェラーリ、ザウバーの2チーム。その後にマクラーレン、メルセデスGPらが続いていた。
もちろん、テストでは各チーム、各ドライバーの担当しているプログラムも異なり、燃料搭載量も違う。特に燃料搭載量の差はラップタイムへの影響が大きく、場合によっては5秒以上つくことになる。その為、テスト結果だけからチーム勢力図を判断することは厳禁だ。とはいっても、サーキットで注意深くマシンを見れば、ベストラップを記録した時の燃料はある程度予想できる。例えば最終日にアロンソが出したベストタイムが空タン(ほぼ空に近い状態)ではなかったことは明らかである。彼はピットに戻るまでその後数ラップこなしているからだ。
このように注意深く見れば、それなりに勢力図も予想できるだろう。
そして実際に実地で各チームのマシンの様子を観察したブエミはスイスの「Blick」紙に対して他チームの印象を次のように語っている。
「完全な比較をするのはまだ難しいと思う。でも、僕らはメルセデスGP、ルノー、ウィリアムズとは戦えるレベルにあると思うよ。フェラーリ、マクラーレン、そしてザウバーは前方にいる。特にザウバーは驚きだよ。今いないのはレッドブルのマシンだけだね」
ブエミはフェラーリ、マクラーレン、ザウバーを第一グループ、メルセデスGP、ルノー、ウィリアムズ、そしてトロ・ロッソを第二グループと見ているようだ。順当に行けばレッドブルも第一グループに入ってくるだろう。また、メルセデスGPも開幕戦までに大幅なアップデートをしてくる事が期待される。
結局現時点での予想は大した意味をもたないが、今後もテスト結果には注目したい。
このページの先頭へ戻る▲
|