ロス・ブラウン氏、シューマッハのフィードバックの的確さを評価
2010年02月03日 19:06:15 (記事: nien)
ミハエル・シューマッハがF1復帰を果たしてメルセデスGPのマシンをドライブしたのは僅か半日に過ぎない。1日の午後、ニコ・ロズベルグに代わって新車MGP W01に乗り込んだシューマッハは午前中にロズベルグが出したタイムを上回るペースを披露、皇帝の健在振りを示した。そして、彼の示した才能はドライビング能力だけでなかった。エンジニアへのフィードバック能力もまた素晴らしいとチーム代表であるロス・ブラウン氏が明かした。
ブラウンGP時代はジェンソン・バトンとルーベンス・バリチェロがマシン開発に携わっていたが、フィードバック能力の高さはバリチェロが上だったと見られている。
しかし、ブラウン氏は彼ら二人よりもシューマッハの方が更に上だという。
「ミハエルのフィードバックは実際に起きている現象についてより的確なものだ。ルーベンスとジェンソンもマシンに対して良い情報を与えてくれていたので問題はなかったが、この点が彼らの違いかもしれない」
最近のブラウン氏の発言はメディアの質問が偏っているせいもあるだろうが、シューマッハのことばかりである。
シューマッハのドライビングスタイルが独特なことは広く知られているが、ロズベルグがシューマッハ好みのマシンにスタイルをアジャストしなければならなくなるのは容易に想できることだ。最近の報道はロズベルグの今後のパフォーマンスに懸念を抱かせる。一方、シューマッハの活躍は期待できそうだ。
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