レッドブル、テスト日数削ってでも風洞時間増やす
2010年01月13日 13:38:31 (記事: nien)
レッドブルは他チームと異なる特徴的な開発スケジュールをとっている。既存チームの多くは1月中にマシンを完成させて2月1日から始まる最初の合同テストからフルにテスト参加をする。ところが、レッドブルは最初のテストをパスし、2回目のテストから参加する予定のようだ。他チームが15日間テストできるのに対してレッドブルは12日間となる。マシンの完成も他の既存チームよりも数日遅くなるようだ。レッドブルは昨年のRB5も発表会が2月にずれ込むなど、他チームからの出遅れが目立っていたが、今年も昨年と似たような進捗状況にあるようだ。
とはいえ、マシンのポテンシャルが低いとは言えない。昨年のRB5もトラック・デビューの時期こそ遅かったが、その分風洞での開発時間が多く採られ、素晴らしいマシンに仕上がっていた。
チーム代表のクリスチャン・ホーナー氏はautosportに対して次のように述べている。
「2009年のように新車を最初のテストで走らせないことにした。我々は2回目のテストから合流する。これは風洞での時間をできるだけ多くとるためだ。昨年はゼロから開発したが、今度のマシンは2009年の進化形となる。それでも給油の変更などがあるので、デザイナーにはできるだけ多くの時間を与えることにしたんだ」
空力の天才、エイドリアン・ニューウェイ氏率いるレッドブル・テクノロジーが長い時間をかけてどのようなマシンを開発したのか、デビューを楽しみに待ちたい。
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